〈手記〉家族アルバム不登校

娘の不登校

ある日、娘が風邪で学校を休んだ。

風邪で学校を休むのは年に数回あったし、気にしなかった。

 

次の日も、その次の日も、娘は学校を休んだ。

すでに風邪は治っていた。さすがに気になった。

 

「学校でイジメを受けいてるんじゃ・・・」

けれど、そんな事実は無かった。

 

「将来のことを思ったら、子どもの『駄々こね』に付きあっていられない」

そう思って、夫に相談することにした。

 

「たんなる子どもの『わがまま』だから、叱って無理やりにでも学校へ行かせよう」

夫のやり方でも、娘の不登校は解決しなかった。

 

いま思うと、この最初の判断が、娘の不登校を悪化させる原因だった。

 

不登校の原因は、きっと娘自身にもわからない。

もちろん、親にも学校の教師にもわからない。

 

原因がわからないことを、「わがまま」や「駄々こね」と決めつけてしまうのは、子どもの気持ちを無視しているのと一緒だ。

 

子どもの気持ちを無視して、不登校が解決するわけがない。

あの頃のわたしには、そんな簡単なことすらわからなかった。

 

もし、わが子が不登校になってしまったときにすべき事や、すべきでない事を正しく理解していれば、娘は今ごろ、学校へ通えるようになっていたかもしれない・・・。

 

そう思うと、悔やんでも悔やみきれない日々を過ごしている。